FCRセッティング

FCRはセッティングが出ていればごまかしながら1年間乗れてしまうが、そうは言っても夏と冬くらいはいじってあげたいものです
そんな訳でキャブセッティング
ニードルの交換とパイロットエアスクリューの調整ならば、キャブ本体を外さなくても出来ない事はないが、今回はファンネルにちょい加工を行う為に下ろしてしまった

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何をやったかというと、ファンネルの左右にあるネジの逃げを広げる事と、パイロットエアスクリューの調整がファンネルのままやりやすいように穴をあける事

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これをやっておくだけで作業効率が大きく変わる
それにしてもFCRはニードルの入れ替えが楽です
さすがにレース用キャブです

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そんな訳で、キャブを戻してセッティングなんだが、折角加工したファンネルの出番はありません
実際の所、ファンネルがない状態のほうがパイロットエアスクリューの調整がやりやすいに決まってるんですね

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それと、このちっちゃいドライバー
シオハウスで買ったんだが、非常に便利です
セッティングが終わったらファンネルを戻して、ラムエアーを被せて終了
肝心なセッティングに関してはファンネルの長さでセッティングが変わるように、もちろんファンネルの有無でも変わります
それに、ラムエアーを被せたあとではまたまた変わってしまいます
今回非常に重宝したのが空燃比計です
空燃比についての概念や数値については調べてもらうとして、普段一番使用する中間域の数値でいうとラムエアーを被せない直キャブの状態で15〜16、これがラムエアーを被せると14〜15におさまります
ラムエアーを被せた分だけ濃くなる訳だが、ラムエアーを被せた状態で数値的にはいいんじゃないかと思われる
薄い/濃いは乗った感じでのパワーの出方をはじめ様々な症状で把握が出来るが、数値としてとらえる事で大まかなセッティングを行う際の「目安」となってくれる
今回のデータからはラムエアーを付ける前の状態で、目標値より1少ない数値で納めていればいいという目安が出来る事になる
これで、濃い薄いの感覚にまどわされセッティングを繰り返す作業は大幅に減ると思う
もちろんプラグの感じでも判断は出来るが、中間域でそれがどうかという判断は非常に厄介だと思う
理論値は絶対ではあるが、必ずしもすべてを理論値に納めようとする為の空燃比ではなく妥協点を見つける為の目安として使う位の気持ちでいいと思う
空燃比は気圧や気候により左右さ、毎日同じ数値を示すとは限らない
季節がかわり暖かくなるにつれ空燃比が変わっていくが、季節の変わり目でいつ再セッティングをするかの基準値造りにも役立つと思う

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