72パイマフラー交換、スタットボルト修理

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ブラストを終えて厚化粧がスッキリしたマフラー
ほおっておけばすぐにサビが出るので耐熱黒で仕上げてみた
無地から塗り上げると塗料は結構使います
何の塗料を使ったかは画像を押させてなくって紹介出来ないが海外製のもの
VHT製じゃないけど確か1200度までオッケーだったはず
何度もお世話になってるが、まず焦げて剥がれる事はない塗料
塗装後は乾かして焼きを入れなきゃダメ
付けて排気で焼いてもいいが、バーナーであぶって下処理してから車体に装着して焼いています
今回取り付けたのはゼロスカラーの2号機です

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取り付ける時にドキッとしたのがフランジボルト
いやぁ今度は自分かと!!
ナットを回してたらフランジボルトが一緒に抜けた
フランジボルトとナットがチョット噛み付いている様子なのでタップとダイスで修復
エンジン側もスムーズじゃないからタップを当ててあげなおして取り付けです
ナットもボルトもグリスを塗って取り付けるのは鉄則だよね
エンジン側にネジロックは塗らないようにしたほうがいいと思う
スタッドボルトが緩まないのはいいが
抜けなくなるのは困るからね
スタットボルトは消耗品ですから
肝心な72パイ
エンジンのかけはじめとアイドリングはZみたいな太い音
走って引っ張ればヨンフォアです
排気量をあげてても72パイはデカイ
やっぱり64がいいって事です
このマフラーは後日外して、塗りムラを直し
天上につり下げておしまいだと思う
コレクション殿堂入り決定です

ヘッド交換

フタだけのたけちゃん号のヘッド交換です
まずは下ごしらえの様子
全部載せると大変なのでバルブまわりを少し

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CB400FのパーツリストにはエンジンバルブステムシールはIN側のみにしか装着されていない
なので必要個数は4つ
ところがCB350FourだとIN側、OUT側に付いていた
SHIOさんいわく「コストダウン」OUT側は排気で出ちゃうからねって事
確かに
だけどこういう所をコストダウンされたくないね
なのでOUT側にも付けてあげた

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コッタはバルブスプリングリテーナにソケットレンチを当ててたたくと外れるが、飛んでいなくなる事があるので横着しないでバルブスプリングコンプレッサーで押さえて外そう
取り付ける時はバルブの頭がチョット出るくらいが取り付けやすい
こうして組み終わったヘッドをタケちゃん号のエンジンに載せ換え

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画像はヘッドを外す所
カムチェーンの所からボルトを落とすと大変な事になります
※経験済み
当日の画像はまったく撮ってないのでフタだけのBBSから頂いちゃいました
ゴムシール類、銅ワッシャー他開けたら交換しなきゃならない部分はキチンと交換しよう
スタットボルトやインシュレータ側も交換出来る所はキッチリ交換しよう
トルクレンチでトルク管理もしよう
もちろんサービスマニュアルとパーツリストで確認しよう
専用工具がないと無理っす
サービスマニュアルに書いてない事も沢山あるので予習はキッチリってとこかな

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いきなり終了の絵
まる一日だね
まあよく終わったが2人がかりだからだわね
手伝ってくれたぶちょ君サンキューです
それにスプリングが逆さまとかチェックサンキューです
いつも助かります
また呼ぶからね
それと途中参加の会長!!放置で申し訳なかった
P.S.
フタだけ
↑↑↑サイトです
ベースはmixi
なので気になったら気軽に参加して下さい
勿論会費なんてないし、ツーリングも強制じゃないです
ヨンフォアじゃなくってもオッケーなので皆で仲良く楽しく遊んでます

入浴していたシリンダーヘッドは

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汚れも奇麗に落ちて、奇麗なうちに塗装です
※固着したカーボンはワコーズのリムーバー(剥離剤)で気持ちよく落ちる
ウレタンは奇麗だがピカピカ、だが強い
耐熱はマットな感じで旧車っぽい
双方それぞれ長所短所があるが仲間に色々相談して耐熱に決定
いい感じで奇麗です

ヘッド入浴中

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先日のスタッドボルト折れのシリンダーヘッドは交換で対処がバラシ一発で済むので積み替えの方向で調整中
そのため、予備のシリンダーヘッドを薬品に漬けて油分と汚れを落としているところ
このシリンダーヘッドの状態はいいので、スタッド折れのヘッドを修理に出している間の応急用で使うというよりは、このままこのヘッドを奇麗にして載せ換えてしまっても良さそうな為だ

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画像はバルブを抜いた際のもの
スタッドボルトも抜いてしまいます

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半日位経過後に排気側のポートをヘラでこすってみると黒いカーボンがみるみる剥がれる
薬品の名前を控えてなかったが、アルカリ性の粉末の溶剤
酸性じゃないからアルミを溶かしてしまう事は少ないと思う
1〜2日漬け込んで一気に洗ってしまおう

フランジボルト摘出失敗

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先日の休みに仲間のたけちゃんのヨンフォアのネジの摘出を行った
エンジンを積んだままの状態では非常に難しい所です
ヘッドを外したい所だったが積んだままでお願いとの事だったので、ジャッキをかけてフランジを水平にして、電動ドリルの低速でアタックしたが…………..
案の定失敗
相当凹みます
持ち主は無理を承知で頼んだのでオッケーです!!とは言っているがこんなピカピカに磨かれたヨンフォアへの愛情を考えたらやりきれません
そうは言っても落ちこんでばかりはいられないので作業ついでに強引に5連らっぱを取り付けて終了
なんだか、白タンクにしてグリーンのナックルラインを入れるとか入れないとか
どっかで見た爆音○○のようにね

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ヘッドに関してはうちに予備のヘッドがあるのでそいつが使えそうだったら一時積み替えて、失敗作はアルゴンで埋めてもらいます
予備ヘッドが使えない場合は単車預かりかなぁ
先日ヘッドカバーのガスケットを交換してオイル漏れは解消しているので、こんどはピストンリングあたりまで手を入れられるのが理想です
いずれにしても梅雨の間には完成させっから!!
追伸:地獄ラーメンの5丁目は食べられるが、もっと美味しくいただけるのは1〜3丁目だろうと再確認
あと、今回借りたバキューム計がちっちゃくてかっこえ〜
工具マニアにはたまらない一品です
それにケースが嫌みな程カッコいい訳

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モリワキ手曲

モリワキ管です
とあるルートで入手しました
チョットだけ腹スリがあるが奇麗、ノーカットです

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画像左がモリワキ、右は良く出来たヨシムラコピーのBRC
モリワキ曲げの感じはアゲインに似てる

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画像右がモリワキ、ハラシタの長さの違い
一度装着してチョット走ったが芯がシッカリ入っているのでもちろん静か
では、これは完全なコレクションなのでこのまま保存です

空燃比

以前、空燃比については少しふれた覚えがあるが、その祭にすっかり画像も載せたつもりでいた
完全に載せ忘れでした
そういう訳で再登場

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いきなりですが集合管の集合部の後ろからにょっきりと突き出しているのが空燃比計

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空燃比計を取り付ける為にはマフラーにセンサーを取り付ける穴をあけ、台座を溶接する
画像の右側がそれ
左側のネジはセンサーを外した際のメクラ

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これがセンサー部、水に弱い

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これがセンサーで読んだ数値を示すメーター
空燃比計は簡単にいうと排気ガスをセンサーで測り、セッティングが濃いか薄いかを数値で示してくれるもの
車のチューニングでは当たり前のセンサーだがなかなか単車じゃ見ないと思う
何がいいかというと、アクセルの開閉度合いの、開けはじめ、中間、全開での濃い薄いを数値で示してくれるのでセッティングの詰めがしやすくなる
乗った感じとプラグの色だけの情報よりはるかに目安になる
フルオーバーホール後、そろそろ走行5000Kmになってくるので甘い(濃い)セッティングをチョット煮詰めてみようかと先日キャブをバラして再セッティングをしてみた
メイン 122
スロー 48
パイロットエアスクリュー 2回転戻し
ニードル FTR 上から3段目
ニードルをFTSからFTRにちょっと細いものに変えたがメインを1番手小さくした
乗った感じは問題なくいい感じに吹けている
多分空燃比計がなければこのままだろうが、全開域に近づくと数値は12より下になる
全開域は12台を目安にするとしてもメインはまだ落とせるという事だ
下〜中間域は14台で回転落ちも悪くなく吹け上がりの引っかかり勘もない
ダラダラした坂道を一速高いギアで走り、ソコからガバッと開けても悪くない
まあこんな感じだろうと納得出来る
じゃメインジェットをもう1番手落としてみようという事になれる
やっぱり数値は解りやすい
細かい数値に関しては丁寧に開設をしてくれているサイトが沢山あるのでそちらを見てもらうとする

昭和アナログ S282

昭和アナログの中村サンにバッフルの相談をした
S252の「フタだけ」を作って欲しいんですが!!
音量を上げたいのならS282がいいよぉ
ピッピ音は小さくなるけど音はいいよ
という事でヨンフォア用(ヨシムラ64パイ用)を速攻オーダしてしまった

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出来上がってきた消音器
上がS282、下がS252
S282は短い、あと芯の部分に開いている穴はS282のほうが大きい
この穴については、日々マイナーチェンジが行われているよう
つねにいい音を狙ってるから進化してるって事
ちなみに自分の手元にある3本のS252は皆仕様が違うし音も違う!!

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芯の太さの違い
右が282

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付けた感じ
さすがに芯の穴が太く見えるね
肝心な感想は
S252はアイドリングからピコピコ鳴きます
信号待ちで後ろに列んでいるヨンフォアのマフラーのピコピコ音がわかる位ピッピと鳴く
音量はまあ、大きくもなく静かでもなく街乗りで使っても嫌な顔をされない消音器ですね
特徴的なのは高回転域での音変わりです
鳴くというアレです
音変わりは高音フォーーーーーーぉと鳴いてくれますよ
音域の差があるので鳴きがハッキリするので引っ張るのが楽しい
282はというと、S252のボリュームを上げた感じが率直な感想
でも縦ピンタイプの大口と比べりゃ静かなものです
住宅街でフォンフォンと吹かすのは若干気になるが爆音じゃないです
アイドリング時のピッピ音は確かに小さいが鳴かない訳じゃない
大体が本物のヨシムラ管のピッピ音も個体差あるが同じ位じゃないかと
芯が太くなった分、下から上まで低音な感じが増している
特記したいのが音変わり
鳴きは252と明らかに違うね
それと、抜けの関係なのか458ccの場合、S252だと鳴く感じがノーマル排気量より劣る
サンゴーフォアがヨンフォアより低回転で鳴き始めるように、458はノーマルより鳴きが遅くハッキリしない
ところがところが、458で282を使った場合ノーマルのヨンフォアのように鳴くんだね、これが
どっちがいいかは難しい
普段は252で、イベント??では282とか使い分けるのもいいね
いずれにしてもどっちもいいよ

FCRセッティング

FCRはセッティングが出ていればごまかしながら1年間乗れてしまうが、そうは言っても夏と冬くらいはいじってあげたいものです
そんな訳でキャブセッティング
ニードルの交換とパイロットエアスクリューの調整ならば、キャブ本体を外さなくても出来ない事はないが、今回はファンネルにちょい加工を行う為に下ろしてしまった

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何をやったかというと、ファンネルの左右にあるネジの逃げを広げる事と、パイロットエアスクリューの調整がファンネルのままやりやすいように穴をあける事

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これをやっておくだけで作業効率が大きく変わる
それにしてもFCRはニードルの入れ替えが楽です
さすがにレース用キャブです

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そんな訳で、キャブを戻してセッティングなんだが、折角加工したファンネルの出番はありません
実際の所、ファンネルがない状態のほうがパイロットエアスクリューの調整がやりやすいに決まってるんですね

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それと、このちっちゃいドライバー
シオハウスで買ったんだが、非常に便利です
セッティングが終わったらファンネルを戻して、ラムエアーを被せて終了
肝心なセッティングに関してはファンネルの長さでセッティングが変わるように、もちろんファンネルの有無でも変わります
それに、ラムエアーを被せたあとではまたまた変わってしまいます
今回非常に重宝したのが空燃比計です
空燃比についての概念や数値については調べてもらうとして、普段一番使用する中間域の数値でいうとラムエアーを被せない直キャブの状態で15〜16、これがラムエアーを被せると14〜15におさまります
ラムエアーを被せた分だけ濃くなる訳だが、ラムエアーを被せた状態で数値的にはいいんじゃないかと思われる
薄い/濃いは乗った感じでのパワーの出方をはじめ様々な症状で把握が出来るが、数値としてとらえる事で大まかなセッティングを行う際の「目安」となってくれる
今回のデータからはラムエアーを付ける前の状態で、目標値より1少ない数値で納めていればいいという目安が出来る事になる
これで、濃い薄いの感覚にまどわされセッティングを繰り返す作業は大幅に減ると思う
もちろんプラグの感じでも判断は出来るが、中間域でそれがどうかという判断は非常に厄介だと思う
理論値は絶対ではあるが、必ずしもすべてを理論値に納めようとする為の空燃比ではなく妥協点を見つける為の目安として使う位の気持ちでいいと思う
空燃比は気圧や気候により左右さ、毎日同じ数値を示すとは限らない
季節がかわり暖かくなるにつれ空燃比が変わっていくが、季節の変わり目でいつ再セッティングをするかの基準値造りにも役立つと思う

アクセルワイヤーカット

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CB400FにFCRを取り付ける場合、ハイスロが推奨されている
それは…….純正のスロットルとワイヤーでは、アクセルワイヤーが長くて余るから
それでも
アルミ削り出しのハイスロに交換をしたくなかったので純正スロットルで使っていたが、スロットル側とキャブ側の調整ネジをめいいっぱい使った所でアクセルの遊びが出てしまう
開け始めの遊びが多いのは気になる
そんな訳で、アクセルワイヤーのケーブルエンドをカットして、応急用に売られているケーブルエンドに付け替えた
カットしたのは引き側のみ、戻し側はギリギリどうにかなる

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最初画像の感じでカットしたがもうチョットつめられそうなので、あと4〜5ミリカット
くれぐれも切り過ぎに注意です
ケーブルエンドに通してネジ止めなんだが、ココは外れてもらっては非常に困る場所なのでネジロックの登場
なおも取り付けはネジ側を外にして締まり具合を確認出来るようにした
これで遊びもキッチリなくなりました
※ワイヤーをカットする際は「切れるニッパー」を必ず使おう
※一発でパチンと切れないと、切り口が汚くほどけてしまうためアルミのケーブルエンドに通らなくなるよ
※ケーブルエンドにはサイズがあります6×6でプレートの幅とツライチ、6×10は飛び出る感じ
 画像の使用後のものは6×10、もう一台は6×6。6×6のほうが良さそうな感じです
※出来れば戻し側も詰めたい